“例えば2004年に富裕層の子供のうち15%が難関大学へ進学したのに、中流家庭では5%、低所得の家庭ではたった2%に過ぎない。
そしてこうした格差は学力のみならず、スポーツや課外活動、ボランティア活動などありとあらゆる分野において見られる”
“さらに裕福な家庭の子供の大学(学部)卒業率は過去20年で18%伸びたのに対し、低所得の家庭の子供のそれはたった4%しか増えていない”
“さらに裕福な家庭の子供の大学(学部)卒業率は過去20年で18%伸びたのに対し、低所得の家庭の子供のそれはたった4%しか増えていない。”
“「赤ん坊のレース」と呼んでいるが、これは学校やその後の社会での競争に勝つには早期教育が重要という認識がどんどん広がっていることを表している。”
“高所得の家庭がこどもの習い事に使う費用は150%伸びたが、低所得のそれは57%に過ぎない。また1975年以来、大学卒の親が子供に費やす時間はそれ以下の親の2倍の早さで伸びた。”
“つまり高所得の家庭がより自分たちのリソースーお金、時間、何が学校で成功するのに必要かという知識ーを子供の認知能力の発達や学校での成功につぎ込むようになったということだ。彼らは、裕福な家庭でさえも、以前にまして教育的成功が子供たちにとって重要であるゆえにそうするようになった。”
“しかし経済格差がより大きくなってきていることは、学力格差の増加の理由の半分を説明しているにだけだ。単にお金持ちがよりお金もちになった、ということだけでなく、彼らがそれをどのように使うようになったかがもうひとつの理由だ。”
“さらに少し変な言い方だが、この格差の多くは学校が生み出したものではない。なぜなら、子供たちがキンダーに入学するとき(通常は6歳)の高所得家庭と低所得家庭の子供のテストスコアの差は大変大きいのだが、高校卒業時までにその差はたった10%大きくなるだけだ。これはどういうことかというと、高所得の家庭の子供たちは、キンダー入学までにより多くの学力を身につけ十分過ぎるほど準備をした上で入ってくるということだ。”
“まず過去30年で最も顕著な事実は、高所得の家庭の子供のテストスコアが飛躍的に伸びたということだ。1980年代以前は、高所得の家庭の子供と中流の家庭の子供の学力差はほとんどなく、家庭の所得の差は主に中流と低所得の家庭に見られた。しかし過去数十年で富裕層の所得だけが飛躍的に伸びたように、子供の学力も富裕層の家庭の子供だけが大きく伸びた。”
“裕福な家庭の子供は、一般的に中流あるいは低所得の家庭の子供より学校の成績が良く、課外活動により多く参加したり学校でリーダーとなることが多いし、また大学進学率や卒業率がより高い。こうした事実は今までにも語られてきたし、今さら驚くことでもない。しかし新たにわかったことは、過去数十年の間に、富裕な家庭と低所得の家庭の(学力だけではない)教育成果の差が相当な大きさになってしまったということだ。”